冬に食べるかぼちゃの収穫は夏!?

寒さも本格化してきて冬至にかぼちゃを食べたという方も多いと思います。
甘く、ほくほくとして美味しいかぼちゃですが、冬至に食べられることが多く、かぼちゃ=冬というイメージを持っている方も少なくないのではないでしょうか?
筆者もその一人なのですがかぼちゃについてあらためて調べてみると衝撃の事実が!
今回はそんなかぼちゃについてご紹介していきます。

かぼちゃの収穫時期は夏~初秋

冬が近づくとスーパーなどでよく見かけるかぼちゃですが実はかぼちゃの収穫時期は、品種にもよりますが一般的には6~9月なんです。
シチューやスープなどの温かい料理に使われることが多いイメージですが、実は気温が高い時期に収穫されています。
野菜の多くは鮮度が高いほど美味しいとされ、よく採れたて野菜や朝採れ野菜などの売り文句で販売されています。
これは野菜が収穫後も呼吸をしており蓄積された栄養分が消費されてしまうため、鮮度が高い野菜は美味しいとされています。
それに対してかぼちゃは例外で収穫後、1~3ヶ月寝かせると水分が程よく抜け、かぼちゃのデンプンが糖に変わることで甘みが増します。
つまり収穫時期と食べ頃の時期が大きく違うのです。

かぼちゃの主な種類
西洋かぼちゃ
今現在日本で主に食べられているかぼちゃは明治時代に入ってきた西洋かぼちゃがルーツとされています。
西洋かぼちゃの特徴はほくほくとしており甘みが強いです。
寒さにも強く日本の気候風土によくあっていたため急速に広まったとされています。
東洋かぼちゃ
西洋かぼちゃが台頭する以前に食べられていた日本のかぼちゃで甘みが薄くねっとりとした食感が特徴です。
水分量が多いため煮物などに向いており反対に天ぷらなどの揚げ物にはあまり向いていません。
ペポカボチャ
ペポかぼちゃはハロウィンでジャック・オー・ランタンを作るのに使われることが多いかぼちゃです。
多くが園芸品種であるため食べてもあまり美味しくありませんが、そうめんカボチャやズッキーニはペポかぼちゃの仲間ですが美味しく食べることができます。
ただし西洋かぼちゃや東洋かぼちゃと違い、ペポかぼちゃは寝かせても栄養価が高くなったり、甘くなったりすることはないので新鮮なうちに食べるのがおすすめです。

