「IT企業」とは?IT企業を名乗れるのはどんな職業?
「お仕事何されてますか?」
ーー「あ、IT企業で働いています。」
そう聞くとなんかかっこいいし、すごいなって感じがしますよね。
しかし、働いている側は「これはIT企業なのか?」と疑問に思うこともあります。
今回は「IT」の意味と「IT企業」の示す業種の紹介をしていきたいと思います。
「IT]とは
「IT」はInformation Technologyの略です。日本語では「情報技術」となるので、情報を扱う技術のことを言います。
ここで言う「情報技術」とはコンピュータを利用した技術のことを指し、情報システム、ハードウェア、ソフトウェアなどからそれに関連するデザインや開発、サポートまでを意味します。
ITは近年ますます重要視されていて、小学校でのプログラミングの授業が必修化されました。パソコンはもちろん、ITは生活の至るところに浸透してきているので、今ではなくてはならないものとなっています。
「IT企業」とは
ITはコンピュータを利用した技術のことを指すので「IT企業」はコンピュータ関連の技術を扱う企業のことを指します。ITの普及により多くのIT企業が成長しており、日本ではソフトバンクや楽天などが大きなIT企業となります。
では、具体的にIT企業とはどこまでを指すのでしょうか。IT企業は大きく分けると6つの業界に分かれます。
ハードウエア関連
ハードウエア関連は、パソコンの本体や周辺機器などを開発及び製造をしている会社です。マウスやキーボードなどのパソコン関係のものはもちろん、スマホ関係やゲーム関係の開発なども含まれることが多いです。
ソフトウエア関連
ソフトウエアはパソコンで動作するプログラムの開発をしている会社です。「PCソフト」ともいわれるものを指していて「Word」「Excel」などのソフトや画像・動画編集のソフト、顧客管理や会計ソフトなど多くの種類が存在します。
ソフト以外にも最近では、アプリなどの開発も増えてきています。
ITソリューション関連
ITソリューションは、ITを利用して顧客の問題などを解決していく会社です。「集客促進」「販売促進」「内部整備」など、顧客の目的に応じた解決策を提案し、企業の成長を手助けしていきます。
広告代理店
アフィリエイト広告やリスティング広告、SNSやインターネットを利用した広告の販売を仲介しています。
広告を出したい顧客の広告をどのプラットフォームに出稿するか、逆に広告を募集している企業に広告を出してくれる企業を探します。
会社にもよりますが、自社で広告のデザインなども行うこともあります。
Web制作会社
ホームページやLPなどの作成を主な事業としている会社です。制作がメインとなりますが、その後のサポートやソリューションなどまで行う会社もあります。
情報処理関連
クライアントが扱うシステム、プログラムなどの開発や運用を行う会社です。具体的には小売店のレジや、その会社独自のシステムを開発から運用を行います。一貫して担うことが多く、開発先に常駐するケースがほとんどです。
一度作ってしまえばクライアント側はなかなか移行ができないため、長期間で安定した利益が生まれます。
このあたりがIT企業と言われる業種です。IT企業内にも多くの業種があるので、営業やバックオフィスなどの業種の人は「IT企業」の感じがしないかもしれません。
しかし、上記で紹介した業務内容が「IT企業」と呼ばれるものなので、胸を張って「IT企業」と名乗りましょう!
この記事を書いた人
『イートラスト株式会社 テクニカルチーム』
青森県出身。8年間、小売業界に従事しつつ趣味でライターとして活動。大手サイト(Yahoo!、朝日新聞社)の記事投稿やTokyoFMのラジオ出演の経験も。2022年にイートラストに入社。好きなものは家電、インディーズ音楽、動画編集。