楽しく作れる手作り石鹸
一日一度は必ず使う石鹸。お風呂で体を洗ったり、手を洗ったり、簡単な衣服を洗ったり。
又、石鹸はタンスやクローゼットの香りづけや湿気取りなど色々と使われます。
今日は、初心者でもできる簡単な手作り石鹸の作り方をご紹介いたします。
手作り石鹸と市販の石鹸の違い
①市販の石鹸は、牛脂やココナッツオイルを原料として作ることが多い。
②手作り石鹸は、ココナッツオイルを使用することはありますが、牛脂を使うことはありません。
市販の石鹸よりコストを気にすることなく数も少ないので贅沢な品物と言えます。
手作り石鹸の魅力
①石鹸の原材料が全てわかること。不要な添加物は省いて作ることができます。
②熱を加えない「コールドプロセス法」で作るため、オイルに含まれる美容成分が壊れにくいメリットがあります。
③基本の作り方さえ身につけば、アイデア次第で石鹸の形やデザインを考えたり、オリジナルのオイルを足したり、自分だけの石鹸を作れます。
石鹸の作り方
石鹸づくりには色々な方法があります。
手作り石鹸は、「コールドプロセス法」で作ることが多く、約1時間から1ヶ月をかけて丁寧に熟成させ完成します。
難易度はやや高いですが、なめらかな出来上がりになる「苛性ソーダを使用する方法」もあります。
これは劇薬なので今回は省きます。
①グリセリンソープ(MPソープ)を使用した石鹸
透明感があるので、「とうめい石鹸」、「宝石石鹸」と呼ばれることもあります。
材料:グリセリンソープ50g、食用色素(カラージェルやクレイパウダー)
※好みによって香り付け用に精油
道具:耐熱容器、包丁やナイフ・カッター、型、スプーン
作り方
1. グリセリンソープを包丁などで細かく刻み、湯煎にかけて溶かします。
2. 水に溶かした食用色素(と精油)を1に注ぎまぜます。
3. 石鹸の生地を型に流し込み、風通しの良い場所に1時間程度おいて、触ってみてかたくなったら、型から出して完成です。
アレンジ1:オイルで色付けする場合、オリーブオイルや椿オイルは白、レッドパームオイルは黄色、アボカドオイルは緑を使うといいです。
アレンジ2:ドライフラワー、ドライフルーツをアイテムに入れてもかわいいし、オシャレな形にすればお部屋に飾ることも。
②石鹸素地を使用した石鹸
粘土遊びのような感覚で型作りができる最も簡単なレシピです。
特殊な道具を使わないので、小さなお子様とも楽しく作ることができます。
材料:石鹸素地300g、お湯150ml(または濃い目に煮出したハーブティー)、お好みで精油数滴
道具:耐熱容器、ボウル
作り方
1. ボウルに入れた石鹸素地に手で触れる程度まで冷ましたお湯、またはハーブティーを少しずつ加えます。
2. 1を手でこねて、耳たぶ程度の固さにします。
3. お好みの大きさにちぎり、形を整えます。
4. 2~4週間、網の上など風通しの良い状態で乾燥させます。
アレンジ1:石鹸の持ちを良くしたい場合は、お湯の代わりにピュアオリーブオイル45㎖を混ぜるといいです。
アレンジ2:石鹸素材は色がないので、ドライハーブを浮かべて香り付けするのも良いです。
どちらの方法も簡単なのでお手軽に手作り石鹸を作れます!
プレゼント用にかわいいラッピングをしたり、器用な方ならソープカービングで美しいデザインをしてみてはいかがでしょう。
ご興味がありましたら資格を取らなくても手作り石鹸を教えている教室もあるので、気軽に習ってみてください。
では、またお会いしましょう!