これからが美味しいぶどうたち
暑くてジメジメするこの時期になると身体が美味しい果物や野菜を欲しませんか?
なんでも「旬なものを食すべし」と言いますが、今回はこれから秋にかけて旬な時期を迎える「ぶどう」についてお話しようと思います。
ぶどうの歴史
世界にぶどうの種類は10,000種類以上あると言われてます。
日本では、50~60種類があるようです。
色によって、黒、赤、緑の3つに分けられ、主な産地は、山梨県、長野県、山形県です。
日本で栽培されているぶどうの品種の多くは、ヨーロッパブドウ(紀元前4000~3000年前)とアメリカブドウ(北米が原産)を交配したものが元になっています。
日本では明治時代になってぶどうの栽培が行われました。
見分け方と保存方法
一般的に6月から10月に出回り、食べごろは8月から10月初旬です。
店頭で美味しいぶどうを選びたいですよね。
ぶどうを見分けるコツは4つあります。
- ①色の濃いもの~熟しているので甘い
- ②表面に白い粉がついているもの~白い粉は保護膜で、ぶどうの美味しさの秘訣:水分を外に出さないよう、また細菌などからぶどうを守る働きをしている
- ③実と実の間隔が少し空いているもの~間隔がギュッと詰まったものより、空いた方が美味しい。他のぶどうと比較すると良い
- ④軸の色が緑色~茶色になっていると鮮度が落ちている
ぶどうは日持ちしない果物なので冷蔵庫で保存します。
- ①房のままの場合は、新聞紙などにつつみ、野菜室で保存
- ②房から外す場合は、密閉容器に入て保存
- ③房から外して水気をしっかりとり取り、密閉容器に入れて冷凍保存
ぶどうの品種紹介
では、よく知られている黒・赤・緑3種類のぶどうをいくつか見てみましょう。
巨峰(石原センテニアル)
日本で最もポピュラーな黒系のぶどうで一番人気。8~9月が旬。
粒が大きく、皮の色も濃い。最大の特徴は、味の濃さ。
濃厚な甘さとさわやかな酸味でバランスも良い。
ピオーネ
巨峰とマスカットを交配させた黒系ぶどうで「黒い真珠」と呼ばれている。
香りが強く、糖度16度という甘さに特徴があり、酸味をしっかりあるのでバランスも良い。
比較的日持ちする品種。種もない。8~9月が食べごろ。
デラウェラ
手ごろな価格で、一般的によく見かける赤系のぶどう。
小ぶりなサイズで食べやすいが、最近は大粒サイズのぶどうの人気が高まり、生産量が減っている。
甘みがつよく酸味も相まって美味しい。
安芸クイーン
赤系ぶどうの中で一番大きい。巨峰に負けない大きさ。
交配から品種登録まで20年もかかった。
キレイな赤みを帯びたムラサキ色で、渋味がなく、全体的に甘さがあるのが特徴
シャインマスカット
緑系ぶどうの代表格。見た目も美しい鮮やかな緑色が特徴。
2006年に商標登録された、まだ新種のぶどう。
皮ごと食べることができ、糖度も高い。
さいごに
ぶどうはそのまま食べても、シャーベットやジュース、ワインとして飲むなど色んな食仕方があるので、是非美味しくいただいてください。
美味しい果物を食べて、厚さも吹き飛ばしましょう!