好きな人にとってはたまらない『とろろ』
ねばねばとした食感が楽しく、ご飯にもぴったりの「とろろ」
とろろ好きさんなら、一度は必ず自宅でとろろご飯を作った経験があるはず。
でもそれ、“なんとなく”で作っていませんか?
「山芋、長芋、大和芋…どれを選べばいい?」
「すりおろし方ってあるの?」
「とろろの味付け、醤油だけでいいの?」
などなど。ふと考えてみると、どんどん湧いてくる“とろろ”にまつわる色んな疑問!
そこで今回は、とろろに関する素朴な疑問を解決して行きましょう。
自宅で簡単に作るなら長芋がおすすめ!
とろろの材料には、長芋、大和芋、自然薯などがあります。
本来なら大和芋がオススメで、風味も粘りもとろろご飯にぴったりです。
ただ、家庭で手軽に作るなら、長芋でも十分おいしいとろろが作れます。
長芋は、大和芋や自然薯に比べると水分が多くすりおろしやすく、安価で手軽に作りたい場合や、あっさりしたものの方が良い場合は、長芋でとろろを作るのが良いでしょう。
長芋・大和芋・自然薯の違いは?
長芋・大和芋・自然薯は、いずれも「ヤマノイモ科」という芋類です。
「山芋」という種類の芋はありませんが、大和芋が山芋と呼ばれることもあります。
それぞれの特徴や違い
- ・長芋…水分が多く、粘り気は弱め。あっさりした味わい。一番安価に手に入る。
- ・大和芋…粘り気が強くなめらかで濃い味わい。長芋より価格が高い。
- ・自然薯…最も粘り気が強く濃厚な味わい。長芋や大和芋より価格が高く、1本数千円と高価なものもある。
とろろを作った場合、長芋はあっさりサラサラと食べられますが、大和芋や自然薯は粘りが強く濃い味わいです。
すりおろす際のポイントは?
すり鉢を使ってするのがベストですが、すり鉢がご家庭にない場合も多いですよね。
ご家庭用の簡易おろし器を使う場合は、できるだけ目が細かいものを選ぶといいです。
目の細かいおろし器を使うとなめらかに仕上がります。
おろし器ですりおえた後にさらにフードプロセッサーにかけても、なめらかに仕上がります。
とろろの「味付け」のポイントは?
シンプルに醤油だけでもいいですが、味噌や白だしやめんつゆを入れると格段に風味がアップします。
味噌や白だしやめんつゆの濃度は長芋の水分によって変わるため、お好みで調味料の量を調整してください。
また、できるだけ白さを残すように意識すると見た目もきれいに仕上がるので、醤油は薄口を使うのがいいです。
隠し味として香り付けやコク増しのために白ごまペーストをほんの少し入れると段違いにおいしくなります。ぜひ一度お試しください。
長芋で作るとろろは、簡単なうえに安価で作れるうれしいメリットがあります。
味付けを少し工夫するだけで上品な味に大変身するので、ねばねばとした食感が魅力のとろろをたくさん楽しんでください。