胴上げとはどんな意味合いがあるの?なんで胴上げするようになったの?

先日、WBCで日本代表が優勝して盛り上がりましたね!
栗山監督や大谷選手やダルビッシュ投手、ヌートバー選手の胴上げのシーンは感動しましたよね。
ヌートバー選手にいたっては初めての胴上げだったようで、少し怖かったようですが・・・。
そういえば「胴上げ」ってなんでするようになったんだろう?
日本では野球の優勝が決まった際や、大学の合格発表の場や時には忘年会の締めの言葉の時などに行われたりもしますが、海外ではしないのかな?
胴上げは今では当たり前に行なわれていますが、その意味や起源についてはあまり知らない人も多いのではないかと思います。
今回は「胴上げ」の歴史や意味合いをご紹介したいと思います。


胴上げの意味や起源は?
胴上げってそもそもなんでやるの?
胴上げは偉業を達成した者、祝福されるようなことがあったものに対して祝うために行なわれることを指します。
プロ野球で言えば長いペナントレースを戦い抜きそこでリーグ優勝、そしてその先の日本シリーズで勝ち抜いた時には日本一の偉業となります。
また、大学合格の合格者が胴上げされるなど、胴上げは人生の節目など、おめでたいときに行われてきました。
ところが、もともとは「避邪(へきじゃ・悪いものを取り除く)」として行われてたそうです。
ちなみに大相撲にも「神送りの儀式」という似た儀式があります。

胴上げが始まったのはいつから?
胴上げ自体の動作は歴史が古くあり、その発祥は長野県の有名なお寺善光寺という説があるようです。
善光寺には毎年年越し行事の一つで「堂童子(どうどうじ)」というものがあります。
この行事の仕切り役を胴上げする習慣がありました。
しかもこの行事は江戸初期から行なわれている記録があるため胴上げの起源と言えるかも知れません。
プロ野球に関していうと、胴上げは1950年セ・リーグ優勝を果たした「松竹ロビンス」の小西得郎監督がはじめて胴上げをされたという記録が残っています。

海外では「胴上げ」しないの?
今回のWBCで日本の優勝祝福の際のヌートバー選手やアメリカのテレビ局の実況などでは胴上げのシーンに驚いていましたが、海外では胴上げしないのでしょうか?
昨年のサッカーW杯カタール大会ではアフリカ勢初のベスト4進出を果たしたモロッコ代表のワリド・レグラギ監督が選手たちから胴上げされたり、チェコやハンガリー、スウェーデン、ロシアなどヨーロッパ東部で日本同様の胴上げが行われてきています。
ホーリー祭などでも胴上げに近い光景が見られる。
とはいえ、胴上げシーンは西側諸国では珍しい。
過去のサッカーW杯では1994年の米国大会を制したブラジルのパレイラ監督が宙に舞った例があるが、21世紀に入ってスペインを中心に行われるようになったそうです。
日本のプロ野球でも優勝後に必ず行われるが、大リーグで見られることはないようです。

いかがでしたか?
胴上げはやはり祝福の際に行われることですので、見ているとなんだか嬉しい気持ちになりますよね。
自分が応援しているライバルチームが優勝した胴上げは見てられないですけど・・・。

この記事を書いた人
『イートラスト株式会社 CS・テクニカルチーム 課長/ B-rise運営事務局 副局長』
飲食業界で現場・SV・マーケティングを経験し、2014年イートラスト株式会社へ入社。ディレクター業務・カスタマーサポート業務を経て、現在はSEOやホームページ運用全般を請け負う「テクニカルチーム」を立ち上げ、責任者を担う。飲食業界に携わっていたこともあり、サービス業様へのWebマーケティング・SEO/MEOで貢献していくため、日々新しい試みを模索している最中です。