2022 年 8 月 13 日公開

現代社会が生んだ「匿名性」

現代社会が生んだ「匿名性」

InstagramやTwitterなどのSNSや街頭アンケート、選挙などは匿名性が高いツールです。


投稿者や回答者が、どこの誰か、というのがわかりづらかったり、そもそもわからないようにされています。


この匿名性こそが、自分の意見を発しやすくするわけですが、その反面マイナスな部分が近年露呈してきています。





SNSでの誹謗・中傷

以前テラスハウスに出演していた木村花さんが、SNSでの誹謗・中傷を苦にこの世を去りました。


テラスハウスでの、他の出演者とのイザコザを見た多くの一般人がSNSでひどいことを書き連ねたのが原因です。


その中の一部の人は、警察により書類送検されています。


誰かバレないから、みんな書いてるから、と自己を正義だと思い込み正当化し、表現の自由から逸脱するレベルで、SNSに投稿する人が一定数存在します。

デマ情報の拡散

新型コロナウィルス感染症が日本に上陸し緊急事態宣言の発令が行われた2020年4月頃、一部ではトイレットペーパーが不足する、というデマが拡散されました。


これ以外にも、ホントかウソかわからない情報がネットには蔓延しています。

詐欺の横行

振込詐欺や還付金詐欺、助成金詐欺、結婚詐欺などはリアル世界だけでなく、ネットの世界でも増えています。

匿名性の意味を履き違えないように

自由に発信できる=なんでもしていい、わけではありません。


刑法上の名誉毀損罪(刑法230条第1項)や侮辱罪(刑法231条)、業務妨害罪(刑法233条)に該当することがあります。


困ったことがあればまずは弁護士に相談しましょう。






◆白樺法律事務所・白樺行政書士事務所:

この記事を書いた人

川端 亜依

『イートラスト株式会社 営業本部 / CSグループ』
2018年入社。和歌山県出身。食べることと料理がものすごく好き。七輪と石焼ビビンバ用の鍋etcを購入するもあまり使わず放置中。

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