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2021 年 11 月 3 日公開

そもそもなぜ「おでん」と呼ばれているのか?

そもそもなぜ「おでん」と呼ばれているのか?

寒い時期に愛される日本の国民食「おでん」。
地域によっても出汁の色が濃かったり、薄かったり、
入っている具材が異なっていたりしますね。
そもそもなぜ「おでん」と呼ばれているのか知らない人も多いのではないのでしょうか。
今回は「おでん」について解説していきます。





おでんの由来

おでんの語源は、「田楽(でんがく)」です。
「田楽(でんがく)」はもともと平安時代に豊穣祈願として行われていた「田楽舞」のことで、一本の竹に乗って踊る「田楽舞」に似ていたことから「豆腐田楽」と呼ばれるようになりました。



そこから、女房言葉(※)で、「お」をつけて丁寧にし、楽を省略して「お田(でん)」 と呼称されるようになり、その後、江戸時代には田楽をアレンジして具材をゆでる「煮込み田楽」が生まれ、そこから今のスタイルの「おでん」に変わって行きました。
※女房言葉:宮中などに仕える女房が使用した隠語

今では、具材を焼いて味噌をつけるもの=「田楽」と具材を煮たもの=「おでん」と区別されています。


【タイトル】おでんにはなぜ練り物が多いのか?
おでんは長時間煮込む料理です。そのため、簡単に型崩れしてしまう食材はおでんには不向きといえます。
練り物は型崩れしにくいため、おでんの具材として使用されます。

おでんにおすすめの具材

<大根>



なんといってもおでん=大根!
箸で半分に切って現れる断面が出し汁で透き通るほど味が染みた大根は絶品です。

<たまご>



おでんの出汁でほんのり色づいたゆで卵。
ほっとする味になります。

<さつま揚げ>



魚のすり身を成型し揚げたさつま揚げはしっかりと味がついているので、出汁とよく合います。

冬はおでんを食べよう!

最近では、コンビニでお手頃価格で手軽におでんが手に入るので、身近なソウルフードですよね。
たまには専門店でおでんを食べてみてはいかがでしょうか?

●お多幸 新宿店

大正90年創業の老舗のおでん屋。

〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目20−1
TEL:03-3352-4771

この記事を書いた人

川端 亜依

『イートラスト株式会社 営業本部 / CSグループ』
2018年入社。和歌山県出身。食べることと料理がものすごく好き。七輪と石焼ビビンバ用の鍋etcを購入するもあまり使わず放置中。

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