禁断のお酒!?【アブサン】の魅力と楽しみ方

皆さんアブサンというお酒はご存知でしょうか?
日本ではあまり馴染みがない方も多いと思いますが、かつては画家としてかの有名なゴッホやピカソらそのほかにも名だたる芸術家を魅了したといわれているリキュールについて今回はご紹介いたします。
アブサンとは
アブサンとはスイス発祥のお酒でニガヨモギなどのハーブ類を原料としたリキュールです。
とてもアルコール度数が高く平均は70度、中には90度近いものもあり色は淡い緑色で水割りにすると白く濁った色に変化します。
ハーブの香りがふんだんに感じられるメントールのような味が特徴です。

禁断のお酒と言われる理由
19世紀ごろ社会現象にもなったアブサンの主原料であるニガヨモギには、有毒成分ツヨンが含まれ、乱用すると幻覚・錯乱症状が生じるとされ、中毒者が出るのはこれによるものとされていました。
この有毒成分ツヨンを含むことが危険なお酒といわれた理由です。
それがきっかけでスイスでは1910年、フランスでは1915年に製造・流通・販売は禁止されました。
ただ、ニガヨモギの生草をかなり大量に摂取した場合のみに起きることなのでそもそもアルコール度数の高いアブサンなので大量摂取しない限りそこまで影響がないといわれています。
その後1981年、WHOのツヨンの使用基準の見直しを行い、一度禁止されていたアブサンの製造が復活します。
禁止国であったスイスでも2005年3月1日に正式に解禁され、日本にも各種アブサンが輸入されるようになりました。
アブサンの飲み方
アブサンには他のお酒にはない唯一無二の伝統的な飲み方があります。
アブサンを注いだグラスに、いくつか穴が開いている「アブサンスプーン」をセットし、角砂糖をのせてその上からアブサンファウンテンという専用のポットから水を少しずつ垂らします。
角砂糖からしたたり落ちる甘い水でアブサンが白濁していくようすはまさに神秘的です。
中にはアブサンを角砂糖を経由させて注ぎ、角砂糖に火をつける写真映えするスタイルも存在しています。
アブサンファウンテンは国内ではほとんど生産されていないので、BARで見かけたらぜひ一度は試してみてほしい飲み方。

独特な香りとほろ苦さが魅力のアブサン。
危険なお酒として発売禁止になった時期もありましたが、現在の高い技術で再現されたアブサンは安全です。
アルコール度数が高いので飲みすぎには注意しなければなりませんがその魅惑の味をぜひ飲んでみたい方は、まずはお店で味わってみてはいかがでしょうか?
都内で本格的なアブサンが楽しめるお店
フライングバンブルビー
この記事を書いた人
『イートラスト株式会社 営業本部課長』
2015年入社。前職のウェディングプランナーの経験を生かしたホスピタリティ精神で営業奮闘中!皆様とのご縁・出会いに感謝しお役に立てるご提案させて頂きます。ラーメン、バスケ、息子達をこよなく愛するアラサーです。