しいたけ嫌いは直せない?科学的な理由
ゴーヤ、セロリ、ピーマン、、、嫌いな食べ物としてあげられることが多い食材です。
嫌いな食べ物は年齢を重ねるにつれて克服できるものが多いですが、実はしいたけは例外だったのです。
今回はしいたけが嫌われ続ける理由について、紹介していきたいと思います。
しいたけとは
しいたけ(椎茸)は、椎の倒木などに発生したことから、その名がつくようになりました。
秋の味覚の代表格として、日本で多く食されていて、うま味成分のグルタミン酸を多く含むことから出汁などとしても利用されています。
風味や味は独特で、好みが分かれる食材となっています。
嫌いな食べ物はなぜ克服できる?
嫌いな食べ物が大人になって少なくなるのにはいくつか理由があります。
1つは似たような味のものを食べる機会が増えた結果、嫌いだったものの味にも慣れたから。
もう1つは、幼いころに食べて不味いと感じた「味覚嫌悪記憶」が消えたからと考えられています。
ピーマンやセロリなどの青臭い食材を食べられるようになるのも、歳を取り野菜を食べる機会が多くなったからということです。
しいたけに慣れることができない理由
一方でしいたけは、少しだけ例外です。
しいたけには硫黄を吸収する性質があります。
その結果しいたけ自体から硫黄化合物のにおいが発生し、独特の香りを放っています。
この香りは「レンチオニン」と言ってしいたけにしか含まれない成分です。
それが理由で子どものころに嗅いだ「味覚嫌悪記憶」が強く残りやすく、大人になってもしいたけを食べなければ味に慣れないため、克服できない場合もあるということです。
しいたけを克服するには、しいたけを食べるほかないので、苦手な人には酷ですね。
今回はしいたけの克服できない理由を紹介してみました。
しいたけが苦手な人は、しいたけを食べましょう。
この記事を書いた人
『イートラスト株式会社 テクニカルチーム』
青森県出身。8年間、小売業界に従事しつつ趣味でライターとして活動。大手サイト(Yahoo!、朝日新聞社)の記事投稿やTokyoFMのラジオ出演の経験も。2022年にイートラストに入社。好きなものは家電、インディーズ音楽、動画編集。