本日、二十四節気の一つ『冬至』。冬至はゆず湯で!
冬至とは、二十四節気の一つで、おおよそ12月21日頃にあたります。
今年は12月22日の今日なんです。
二十四節気は季節の変わり目を知るためのもので、一年を24(約15日間ごと)に分けています。
冬至は北半球において太陽の位置が1年で最も低く、日照時間も最も短くなる日。
中国や日本では、冬至は太陽の力が一番弱まった日で、この日を境に再び力が甦ってくることから「一陽来復(冬至を境に運が向いてくる)」と言われています。(暮らしの歳時記より)
冬至にゆず湯に入る由来
ゆず湯に入るのは、運を運ぶ前に厄払いするための禊(みそぎ)として考えられていました。
強い香りは邪気を祓うという考えから、冬は柚子湯、端午の節句には菖蒲湯に入ることが風習とされました。
ゆずは実るまでに長い年月がかかるため、長年の苦労が実りますようにとの願いも込められています。
またゆず湯には風邪予防につながることから、「冬至にゆず湯に入ると風邪をひかずに冬を越せる」と言われるようになりました。
ゆず湯の効果
ゆず湯には血行を促進して体を芯から温める効果があるため風邪予防につながり、肌荒れにも効果があります。
ゆずには多くの栄養が含まれていますが、特に皮には香り成分の精油やリモネン、肌に良いビタミンCがたくさん含まれて、乾燥しがちな冬の肌対策にも、寒い冬を越すためにもゆず湯が効果的です。
また香り成分はお湯に入れるとさらに香りが立ちますので邪気払いにも効果が高まり、リラックス効果も高まります。
ゆず湯(ゆず風呂)の作り方
ゆず湯(ゆず風呂)のやり方はいくつかの方法があり、ゆずの数が多いほど香りや効果も高まります。
⓵ゆずを丸ごとお風呂へ入れる
香りを高める為、楊枝で数カ所穴をあけたり、皮を数カ所削いだり、浅く切り込みを入れたり、事前に熱湯で蒸らしたりします。
⓶ゆずを輪切り、または半分にカットして(種を取って)からお風呂へ入れる
⓷ゆずを輪切り、または半分にカットし(種を取って)、袋に入れてからお風呂へ入れる
⓸ゆずの皮だけを袋に入れてお風呂へ入れる
ゆずの上部と下部をカットし、切り込みを入れてから手で剥いて入れる
⓹ゆずの液を絞ってエキスだけを入れる
肌に刺激があるので、デリケートな方はお気を付けください。
まだまだ寒くなる12月、ぽかぽか体を温めて元気になりましょう!
ゆず湯に入りながら「一陽来復」と唱えると、運が上昇すると言われていますので是非、試してみてください。