ごぼうを食べさせて死刑になった?ごぼうの豆知識
みなさんは「ごぼう」をよく食べるでしょうか。
ごぼうはその独特な香りと食感が特徴的で、日本では好まれて食べられています。
しかし、日本以外の国ではあまり食べないんだそうです!しかも、戦時中は外国人捕虜にごぼうを食べさせたことで虐待の罪で処罰された人もいるんです。
今回はそんなごぼうに関して紹介していきます。
ごぼうって何?
ごぼうは漢字では「牛蒡」と書き、英語では「Burdock」と言われる植物で、日本では根菜として食されています。
縄文時代の遺跡からごぼうの種子が出土するなど、かなり歴史は深いものになります。
もともとは薬用として使われていて、食用として食べられるようになったのは平安時代ごろと言われています。
ごぼうは炭水化物を非常に多く含み、100gあたりの炭水化物は15.4gとかなり多くなっています。
炭水化物のうち、食物繊維が5.7gと豊富で、玄米のおよそ2倍弱です。
食物繊維は、便秘や肥満の予防などが確認されており、血糖の上昇抑制なども報告されています。
ごぼうを食べるのは日本だけ?
ごぼうはもともと薬草としての使用用途として中国から伝わっており、その後食用として食べられるようになりました。
実はごぼうを食べるのは主に日本人のみで、他の国ではあまり食されることはありません。
過去にはシーボルトによってヨーロッパなどにも広まりましたが、今はもう食べられてないとのことです。
今でも食べているのは朝鮮半島の国で、一部地域では郷土料理も存在しています。
ごぼうを食べさせ処罰された人がいる
太平洋戦争後の日本では、ごぼうを食べさせた事により処罰された人が多くいます。
戦時中や戦後は食べ物が十分にない状態で、その時には貴重だったごぼうを捕虜に食べさせた人が多くいました。
しかし、外国の人にとって、ごぼうは木の根っこでしかなく、そのことが捕虜虐待として処罰された人が何人もいます。
もちろん、ごぼうの一件だけではないですが、虐待をしたとして死刑になった人も数人いるとのことです。
食文化の違いが生んだ、恐ろしい事件ですね。
ということで今回は、ごぼうに関して紹介をしてみました! 本日のご飯はごぼうを食べてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
『イートラスト株式会社 テクニカルチーム』
青森県出身。8年間、小売業界に従事しつつ趣味でライターとして活動。大手サイト(Yahoo!、朝日新聞社)の記事投稿やTokyoFMのラジオ出演の経験も。2022年にイートラストに入社。好きなものは家電、インディーズ音楽、動画編集。